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シニア保育士が活躍する時代がやってきた!

公開日:2019年02月25日(月)

 

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 シニアの活躍 

 

現在は保育士が不足しており、雇用してもすぐに退職するという状況が繰り返されています。保育士が仕事を辞める理由のトップ3は、妊娠・出産、給与が安いこと、職場の人間関係です。保育士にとっては子供の親との関係も重要であり、親の抱く心配事や苦情に応えなければなりません。

この点で考えると、シニア世代の方にとっては、特にはネックになりません。また職場の人間関係についても、シニア世代がこれまでに培ってきた人間力により、職場の人間関係を穏やかにする緩衝材としての役割を果たすことができます。子供の親との関係についても、若い親を支える世代として、的確なアドバイスや対応ができることでしょう。

シニア世代は、若い保育士のように子供と一緒に飛び回る体力はないかもしれませんが、子供たちのおじいちゃん、おばあちゃん世代としての知恵や経験を生かした豊かな保育が可能です。核家族化が進み、自分の孫と頻繁に会うことのできない60代の人たちが、保育士になることで子供たちと触れ合い、自分自身の生きる活力も生まれ、生きがい、ひいては健康寿命の延長にもつながります。

 

 高年齢者雇用開発特別奨励金 

 

 

 厚生労働省は、高齢者を雇用すると助成金がもらえる「高年齢者雇用開発特別奨励金」という制度を設けています。これには二つ要件があり、一つは、雇入れ日の満年齢が65歳以上の離職者をハローワーク等の紹介により、一年以上継続して雇用することが確実な労働者(雇用保険の高年齢被保険者)として雇い入れられることです。そしてもう一つは、1週間の所定労働時間が20時間以上の労働者として雇い入れられることです。この要件を満たすことのできる事業所が助成金をもらうことができます。
もらえる助成金の額は、週の労働時間によって異なります。1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満の場合は50万円で、1年間で25万円ずつ2期にわたり支給されます。また、1週間の所定労働時間が週30時間以上の場合は70万円で、これも35万円ずつ2期にわたり支給されます。50万円あるいは70万円の助成金をもらえれば、65歳以上の労働者を雇う費用がだいぶ安く収まり、保育所の経営上も大きなメリットとなります。シニア保育士を雇うためには、保育所の労働環境をシニア層に合うものに変えるなどの努力が必要ですが、これからの保育施設や子供たちにとって、シニア保育士は欠かせない存在となるでしょう

 

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