保育士資格証の再発行手続きの流れ
保育士証や幼稚園教諭免許を紛失してしまい再発行したいという時、どういった手続きになるのでしょうか。
また結婚など何らかの事情により名義変更になった場合や、本籍地の都道府県が変わった場合も、保育士証に関しては免許書き換えという手続きが必須になります。
こういった手続きは意外に時間がかかるものです。必要になった時、焦って手続きをするなんてことが無いように、事前に手続きの流れや必要性を知りましょう。
保育士証の再発行
保育士証の再発行手続きについてです。「再交付手引き」という、再発行に必要な申請書・記入例がセットで入っているものを、「日本保育教会の登録事務処理センター」から取り寄せる必要があります。次に再交付1人当たり1100円の手数料の払い込みをします。再交付手引き書類の中に入っている専用の振込用紙を持っていき、郵便局の窓口で払い込み手続きをしましょう。
そして申請書類を提出します。必要な書類は、保育士再交付申請書(再交付手引きに同封)、振替払込受付証明書(右端の部分を保育士再交付申請書に糊付け)の2つです。必要書類が揃ったら、必ず郵便局窓口で簡易書留郵便で送ってください。
宛先は「〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-2 アーバンネット麹町ビル6階 登録事務処理センター」です。
書類不備など問題が無ければ、約2か月ほどで事務処理センターから簡易書留書類で郵送されます
幼稚園教諭免許の再発行
次に幼稚園教諭免許の再発行についてです。こちらは取得した各都道府県で宛てに申請する必要があります。
まず自分がどこで免許を取得したかを確認してください。
そして各都道府県のHPを確認してみましょう。教員宛ての案内があるので、その中から再交付申請手続きについてのページを読んでみて下さい。
申請方法は主に郵送、窓口で受付してもらう、の2種類あります。
各自必要な書類は教員免許再交付申請書、罹災証明書等の公的証明書(焼失・盗難等の場合)、紛失等事由書(紛失の場合)、免許状原本(破損・汚損の場合)、手数料(1枚あたり1100円)です。以上を用意して、各都道府県に申請しましょう。ただし、単なる紛失の場合の再発行は難しいようです。紛失した場合は、再交付ではなく免許状を授与されていることを証明する授与証明書を交付してもらうことができます。
<保育士証、幼稚園教諭免許の免許書き換え>
保育士証に関しては、名義、本籍地の都道府県の変更があれば、書き換えが必須となっています。幼稚園教諭免許の書き換えは、法律上義務ではありません。ですが各手続に余計な手間が増えてしまう可能性もあるので、不便を感じたら書き換え手続きをしましょう。
保育士証については再交付手続きと同じく、「書き換え手引き」という手引書が必要になります。まず書き換え手引きを取り寄せます。そして手数料を払い(1人当たり1600円)、保育士証書換え交付申請書、振込払込受付証明書、手元の保育士証(コピーを取っておきましょう)、現在の戸籍抄本、返信用封筒(角型2号)、必要な分の切手を用意し、同じく事務処理センターへ郵送します。
幼稚園教諭免許については再発行と同じく、各都道府県のHPで詳細を確認しましょう。必要な書類は、書き換え申請書、免許状原本、前戸籍が記載された戸籍抄本、手数料(1枚につき870円)、免許状返信用封筒(角型2号)受理証、受理証返信用封筒(長形3号)、必要な分の切手です。用意して、各都道府県に郵送しましょう。窓口での申請の場合、免許状返信用封筒(角型2号)は必要ありません。
保育士証、幼稚園教諭免許それぞれに必要書類や手続きが変わってきます。免許書き換えも再発行も、今すぐ必要!と思っても、やはり時間がかかるものです。
書き換えなど、今すぐ必要ではなくても事前に準備できることがあればしておきましょう。
また災害や盗難ではなく紛失してしまうと、幼稚園教諭免許の場合は再発行が難しいというのも注意したいところです。
自分にとって大事な証明書。しっかりと保管、管理していきましょう。
(詳しくは、保育士登録事務処理センターまでお問い合せください。)
https://www.nippo.or.jp/hoikushi/
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