未経験でも需要がある保育士の職場とは?
待機児童問題は、今や社会問題となっており、保育士の需要は高まっています。そんな中、保育士の資格があっても保育士として働いていない「潜在保育士」の存在が、注目され始めています。
しかし、未経験の保育士や、出産などを経てブランクのある保育士にとって、保育の現場に飛び込むのは勇気がいることです。
そこで順番に、未経験、ブランク有りの保育士が働きやすいおすすめの職場を4つ紹介します。ぜひ、参考にしてください。
小規模模保育園
0歳から3歳の子供を対象としています。定員は、6名以上19名以下と決まっており、きめ細やかな保育ができるところがメリットです。小規模保育園では、少数の子供に個別に対応した保育を行うことが可能であり、未経験やブランク有りの保育士にもおすすめの職場です。
特に、子供がいる保育士にとっては、家庭のような雰囲気の中で保育を行うので、普段の子育てと同じ様子で、とまどうことなく職場に馴染むことが可能です。
小規模保育園で働くデメリットとしては、3歳児までの保育になる為、あっという間に子供たちが卒園してしまうことです。すぐに卒園してしまう寂しさはありますが、温かみのある雰囲気でのゆったりとした保育は、徐々に仕事に慣れたい保育士にもおすすめです。
新設保育園
保育士全員が一からのスタートとなる為、職場内での人間関係がフラットな状態で始めることができます。既存の園では、人間関係が出来上がっていそうで、職場に馴染めるか不安という方にはおすすめです。また、新設園では、初めに研修も行われますので、未経験やブランクがある保育士も実技を覚えなおすことができる点がメリットです。
新設の園が求む人材は、他園での経験が長いベテラン保育士はもちろんですが、まだ他の園の保育の癖がついていない保育士も当てはまります。園によって、保育の仕方は様々です。他園で許されることが、新設園では許されないということもあり得ます。ですが、未経験やブランク有りの保育士であれば、まっさらな状態で新設園の保育方針を身につけることも可能なため、貴重な人材として期待されます。
病児保育
小児科に入院している子供の保育を担当する保育士です。闘病中の子供の心の支えとなり、必要な保育を提供するというとても重要な仕事です。ですが、大人数の集団保育をするわけではないので、経験やスキルよりも人柄が重視される傾向があります。そのため、未経験、ブランク有りの保育士でも需要があります。病棟保育士のメリットは、医療や看護の知識を身につけることができる点です。実際に医療的な処置をすることはありませんが、これらの知識は、他の職場で保育士をする場合にも、役立てることができるでしょう。
学童保育
小学校1年生から6年生の子供を対象としています。放課後、両親の就労や介護などで家庭での保育が欠ける児童の保育を行っています。
通常、保育士というと小学校入学前の子供を対象としているイメージがありますが、小学生を対象とした学童保育の現場でも保育士は活躍しています。学童保育では、子供と一緒に遊んだり、おやつを提供したりします。時には、宿題を見てあげたり、ケンカの仲裁をしたりすることもあります。
体力は必要ですが、未経験やブランクのある保育士でも「子供が大好き!」という方であれば充分、働くことができます。
未経験、ブランク有りの保育士でも、職場によっては需要があり園が求む人材になり得ます。保育士は、転職をすることでスキルアップができる点がメリットです。
保育園での就労はもちろん、様々な職場で保育士は活躍しています。一から仕事を覚えなおすというデメリットはありますが、保育士の転職は未経験、ブランク有りでも十分可能です。常に勉強を怠らず、努力をしながら、園に必要とされる保育士を目指しましょう。