ブランクがある方の復職応援制度
保育士を辞めてしまった方が、再度保育士として復職する場合、どういった支援制度があるのでしょうか。
保育士登録をしている方で、1年以上保育士として働いていない方が、再度保育士として復帰する場合、「保育士就職準備金貸付制度」が利用できます。
名称こそ「貸付」となっていますが、2年間の就業で「返済免除」となるので、実質は返済不要となります。
保育士就職準備金
保育士就職準備金貸付についてです。
離職後一定期間以上、もしくは勤務経験のない保育士が、保育所などで新たに保育士として一定時間以上の勤務で就職する際に、再就職に必要な費用を貸付ける制度です。上限は40万円と意外に高額の資金をいったんは「借り入れ」申請することができます。
対象者と支給要件
下記要件の①から②のすべてを満たすことが必要です。
① 次のAからEのいずれかの施設もしくは事業を離職した方、又は当該施設もしくは事業に勤務経験のな い方。
A 保育所及び幼保連携型認定こども園 B 家庭的保育事業 C 小規模保育事業 D 事業所内保育事業 E 幼稚園
②保育士又は保育教諭として新たに 週20時間以上 勤務することが決定した方。
貸付対象となる経費の例
□保育所等への就職によって転居が伴う場合における転居費用、賃貸物件の礼金や仲介手数料
□保育所等で使用する被服費
□保育所等の勤務に復帰するに当たり研修等を受けた際の研修費用
□保育所等への通勤に要する移動用自転車等の購入費 など
引っ越しなどのタイミングで心機一転保育士に戻ってみようという方は、引っ越し費用なども対象となるので非常に有効に使えるのではないでしょうか?
2年間継続して就業することが、返済不要になる要件ですので、短期間だけという方には対象ではありませんが、一度検討してみてはいかがでしょうか?